この建物は瀬戸内海の島の一つである宮島の門前町にあった町屋です。建てられたのは18世紀末ごろで、二階の出窓の出格子やその下の板庇(ひさし)にその時代の特徴が見られ、屋根は勾配が緩く軒の出が深くなっています。
また、土地の狭い宮島では側壁を背中合わせに作るため、妻側の屋根の突き出しがほとんどありません。奥の座敷は明治初年に建てられた別の建物を古い建物の中にはめ込んでおり、材料を運ぶのも大変だった島の事情をよく示しています。
館内には初期伊万里から初期色絵(古九谷様式)・柿右衛門様式、鍋島様式等の名品が揃い、古伊万里の世界を一望することができます。

岡山県備前市周辺を産地とし、中世から続く日本を代表する陶器、「備前焼」。本展では、その歴史と、現在も活躍する作家の作品を紹介します。
備前焼は平安時代末に始まり、おもに庶民の日用雑器として生産されましたが、安土・桃山時代にはわびさびの美意識と合致し、茶陶として人気を博しました。江戸時代中期には伊万里焼などの磁器の登場により低迷しますが、金重陶陽らによって近代以降再興が進み、現在も多くの作家が活躍しています。
本展では伊万里焼に代表される柿右衛門や鍋島などの磁器作品も展示いたします。土味を生かした備前焼と、華やかな磁器との対比も含め、時を超えて受け継がれるやきものの魅力をお楽しみください。

「古備前 水指」 桃山時代
学芸員が、展示内容について解説を行います。
日 時 | 6月27日(土)、7月12日(日) 各日とも11時~(60分程度)
開催場所 | 松濤園(御馳走一番館・陶磁器館)
参 加 費 | 無料(ただし、別途入館料が必要)
陶磁器館と御馳走一番館の展示を鑑賞しながらクイズに挑戦!クイズに答えて記念品をもらおう!
開催日 | 会期期間中
参 加 費 | 無料 (ただし、別途入館料が必要) 参加を希望の方は受付にてお申しつけください
松濤園
公益財団法人 蘭島文化振興財団 松濤園 〒737-0301 広島県呉市下蒲刈町下島2277-3
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