蘭島閣美術館は、荘厳な佇まいの本格的木造建築の美術館です。日本の近代絵画を代表する作品や、郷土ゆかりの作家の作品などを展示しています。日本画、油彩画、版画、素描などを含めた約2,200点のコレクションの中から会期ごとに企画展示しています。
日本画にはさまざまなテーマをモチーフにした作品がありますが、美人画はその名の通り、女性の美しい姿をとらえた絵画として、近世より描かれたジャンルの一つです。時代の移り変わりで、その当時の風俗や流行などにも影響を受けながら、大正、昭和期に全盛を誇りました。美人画の名手として知られ気品高い女性を描き、女流画家で初めての文化勲章を受章した上村松園をはじめ、「西の松園、東の清方」と並び称された鏑木清方など、美人画を代表する画家を前期・後期に分けて紹介します。
また花鳥画は、花、鳥、虫などを描いたものを指し、多くの画家が描いたテーマです。伝統をふまえながら装飾的、造形的に表現した作品や、内面をモチーフに託した作品など、従来の花鳥画を超えた多様な作品を日本画、洋画の中から紹介します。
花や人物の色鮮やかな競演をご堪能ください。
上村松園 「つれづれ」
中島千波 「清風枝垂櫻」 平成7年
日 時 | 5月3日(土)、4日(日) 10:00~15:00
会 場 | 当館1階ロビー
定 員 | 各日先着15名 (要入館料 事前申込不要)
対 象 | どなたでも (小学生以下は保護者同伴) ◆ 参加される方は、当日受付までお声がけください。
蘭島閣美術館
公益財団法人 蘭島文化振興財団 蘭島閣美術館 〒737-0301 広島県呉市下蒲刈町三之瀬200番地の1
TEL:0823-65-3066 FAX:0823-70-8022