蘭島閣美術館らんとうかくびじゅつかん

 蘭島閣美術館は、荘厳な佇まいの本格的木造建築の美術館です。 日本の近代絵画を代表する作品や、郷土ゆかりの作家の作品などを展示しています。 日本画、油彩画、版画、素描などを含めた約2,200点のコレクションから会期ごとに企画展示しています。

展示案内

『新見美術館所蔵 富岡鉄斎―その軌跡と魅力―』

平成29年4月22日(土)~6月5日(月)


 蘭島閣美術館では、このたび新見美術館のご厚意により新見美術館コレクションによる富岡鉄斎―その軌跡と魅力―展を開催いたします。
 日本の近代を代表する文人画家として知られる富岡鉄斎は、天保7(1836)年京都に生まれ、19歳から絵画を学びはじめます。鉄斎は、さまざまな流派の先輩や師から学ぶことにより自分に適した絵を見出し新しい画風へと進化していきました。また国学や陽明学をはじめ詩文や書画を嗜み、在野の文人として活躍し、大正13(1924)年89歳で亡くなるまで数多くの作品をのこしています。鉄斎は40歳まで南画や文人画を中心に学び、その後は大和絵や琳派、浮世絵などを積極的に消化し、日本的なテーマに基づく作品に取り組んでいきます。60代から70代にかけては、自身の画境を開拓しながら、鉄斎らしい大作を数多く制作しました。晩年には、自由奔放に遊び、熟練した画境を示しています。
 本展では、新見美術館のコレクションから富岡鉄斎の軌跡をご紹介するとともに、青年時代の鉄斎に大きな影響と与えた歌人大田垣蓮月をはじめ、同時期に活躍した画家たちの作品もご紹介していきます。また明治から大正、昭和にかけて鉄斎に魅せられ、南画を意識した作品制作を行った画家たちにもふれ鉄斎が後世の画家たちに与えた影響を探っていきます。


富岡鉄斎「武陵桃源図」明治38(1905)年頃
絹本彩色 新見美術館蔵

富岡鉄斎「蓬萊山図」明治40(1907)年頃
絹本彩色 新見美術館蔵


大田垣蓮月「小茶碗」 新見美術館蔵



主 催  公益財団法人蘭島文化振興財団/呉市/中国新聞社
後 援 NHK広島放送局/中国放送/広島テレビ/広島ホームテレビ/テレビ新広島/
広島エフエム放送/FMちゅーピー76.6Mhz
協 力 新見美術館
 
 
 

関連イベント

開会式(テープカット)

日 時 平成29年4月22日(土) 午前10時より(30分程度)
会 場 蘭島閣美術館
※開会式へご参加の方は入館料が無料となります。
※開会式終了後、担当学芸員による展示解説があります。

記念講演会「墨絵の世界―鉄斎、玉樹などに見る水墨画の世界情勢との関わり―」
講 師 船田奇岑(日本画家) コーディネーター 金田晉(当館名誉館長)
日 時 平成29年5月6日(土)13時30分~15時
会 場 蘭島閣美術館
参加費 無料(ただし別途入館料が必要となります。)
内 容  日本水墨画の流れから見た富岡鉄斎の立ち位置について、技法再現なども交えてわかりやすく解説します。また、講師の父で日本画家・船田玉樹の水墨画との違いや同時代の絵画からの影響についても語っていただきます。


白雪楼DE和菓子
開催期間 平成29年5月1日(月)~5月5日(金)
上記期間中、白雪楼で富岡鉄斎をイメージしたオリジナルの和菓子をお抹茶と一緒にお楽しみいただけます。
※白雪楼の入館料が必要になります。
※数に限りがございますのでご了承ください。


「ギャラリートーク」(担当学芸員による作品解説)

日 時 平成29年5月21日(日)・6月4日(日)
午前の部 午前11時から/午後の部 午後2時から(所要時間30分程度)
会 場 蘭島閣美術館
参加費 無料(ただし、別途入館料が必要)



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