蘭島閣美術館らんとうかくびじゅつかん

展示案内

秋季特別展 「日展日本画の華 佐藤太清と児玉希望、奥田元宋」

2019年9月14日(土)~11月11日(月)

 蘭島閣美術館は、このたび没後15年をむかえる佐藤太清の画業を中心に、太清の師児玉希望、兄弟子奥田元宋という広島を代表する二人の日本画家の名品を並べた秋季特別展「日展日本画の華 佐藤太清と児玉希望、奥田元宋」展を開催いたします。太清、元宋は日展理事長、希望は同常任理事と日展日本画の輝かしい経歴であり、三者は日本芸術院会員です。
 佐藤太清は、1913年京都府福知山市に生まれ、幼少期から野山を歩き美しい自然の姿をスケッチする日々を過ごしました。18歳で上京、児玉希望の内弟子となり、日本画家を志します。ひたすら写生と研究に没頭し、試行錯誤を繰り返しながら、1947年第3回日展で特選を受賞しました。以後太清は、古典的な手法や装飾性を意識した花鳥画や風景画の制作に取り組みます。戦後、日本画滅亡論の風潮に抗して西洋近代の精髄をも取り込み、一時期画風を抽象へと転換。実験的な手法を模索し、その解釈を日展の出品作に反映しました。その後日本の自然が持つ美しさを抒情的に表現した連作《旅シリーズ》を発表し、花鳥風景画を確立します。1992年には文化勲章を受章、日本画壇の重鎮として戦後の日展を支えてきました。
 本展では、福知山市佐藤太清記念美術館が所蔵する太清の代表的な作品を通してその画業を回顧するとともに、広島を代表する日本画家で太清の師である児玉希望、兄弟子にあたる奥田元宋の名品をともに紹介し受け継がれた精神と各々の際立つ個性を展観します。また太清の画業からは、児玉希望をはじめ奥田元宋との相関性もうかがうことができます。本展ではこうした三者の信頼関係にもふれながら戦後の日展を支えた華をご紹介します。


佐藤太清《竹林》1949年
福知山市佐藤太清記念美術館蔵



佐藤太清《初秋》1953年
福知山市佐藤太清記念美術館蔵





児玉希望《春のバンガロー》1954年
広島県立美術館蔵



関連イベント(要入館料・予約不要)

開会式典
日 時 9月14日(土)
10時~(15分程度)
会場 蘭島閣美術館1階ホール
※開会式典へご参加の方は入館料が無料となります。

オープニングスペシャルギャラリートーク
日 時 9月14日(土)
10時20分~(60分程度)
講 師 安田晴美氏(美術史家・福知山市佐藤太清記念美術館顧問)
参加費 無料(ただし別途入館料が必要)
※開会式典からご参加の場合は入館料が無料になります。

ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
日 時 10月13日(日)、11月3日(日)
11時~/14時~(各日2回 40分程度)
参加費 無料(ただし別途入館料が必要)

関連イベント(要予約)

ワークショップ 「日本画材 金箔に親しもう」
日  時 9月29日(日)
10時~12時
講  師 小田野尚之氏(日本画家・日本美術院同人)
安田晴美氏(美術史家・福知山市佐藤太清記念美術館顧問)
会  場 蘭島閣美術館展示室内
下蒲刈市民センター2階会議室
(広島県呉市下蒲刈町下島2361-7)
定  員 15名(先着順)
対  象 小学生以上
※小学生の場合は保護者とご参加ください。※汚れてもよい服装でお越しください。
参 加 費 500円(材料費を含む。入館料は別途必要)
申込方法 ①住所②氏名③電話番号(昼間に連絡がとれる番号)④性別を明記し下記のメールアドレス、またはFAX、はがきでお申し込みください。
はがきの場合、参加者1名につき1枚のはがきでお申し込みをお願いします。
●メール shunran@shimokamagari.jp
●FAX   0823-70-8022
●はがき 〒737-0301 広島県呉市下蒲刈町三之瀬200-1 ワークショップ係
申込締切 9月20日(金)必着 ※申込は締め切りました。



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