三之瀬御本陣芸術文化館さんのせごほんじんげいじゅつぶんかかん


三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品、また1920年代からの日本美術の作家の作品を展示しています。 また建物は、江戸時代に対馬藩一行が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。

展示案内

2019年12月4日(水)~2月11日(火・祝)

「須田国太郎と昭和の前衛油彩画家たち」


 本展では須田国太郎を中心に、独立美術協会で活躍した同時代の前衛油彩画家たちの作品を紹介します。
 1891(明治24)年に京都に生まれ、41歳で初個展を機に本格的に画家への道を進んだ須田国太郎(1891~1961)は、43歳で独立美術協会へ迎えられ、生涯を通じて当会を主な活動の場としました。京都帝国大学(現:京都大学)にて「写実主義」や「絵画の理論と技巧」をテーマに研究に励み、画壇デビューまで研究者としての仕事が主であった須田ですが、確かな理論に基づく研究と実践をとおして、西洋と東洋の美の行方を自身の作品に模索し続けました。
 須田の所属した独立美術協会は、フランスから帰国した画家たちが1926(昭和元)年に結成した「1930年協会」の活動が発端となり、1930(昭和5)年に結成されました。二科会や春陽会、国画会などの美術団体から脱会した画家たちや、フランス留学から帰国した画家が集結し、「各々ノ既存団体ヨリ絶縁」と「独立宣言」を発表して組織されました。創立メンバーは、里見勝蔵、児島善三郎、林武、三岸好太郎、福沢一郎など、平均年齢35歳の若手14名で、少し遅れて須田国太郎や小林和作、海老原喜之助、鳥海青児などが加わります。
 「新時代ノ美術ヲ確立セム事ヲ期ス」という目標を掲げた独立美術協会は昭和とともにはじまり、昭和の前衛的油彩画家たちの集結の場でした。その人気は公募応募数からも明らかで第一回展3,751点、第二回展4,852点、第三回展5,306点と増加し、日本の若い画家たちに影響を与え、時代の潮流をなしていました。
 当時の日本美術界に新しい風を起こすために奮闘した前衛画家たちの息吹をお楽しみください。



チラシ(おもてうら






須田 国太郎「渓流の鷲」
1942年制作 油彩・カンヴァス


三岸 好太郎「印度人の男」
制作年不詳 ガッシュ・紙


児島 善三郎「横臥」
1929年制作 油彩・カンヴァス

関連イベント(要入館料・予約不要)

ギャラリートーク(担当学芸員による展覧会作品解説)
日 時 12月21日(土) 午後3時~(30分程度)
参加費 無料(別途入館料が必要)





姫駕籠

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