三之瀬御本陣芸術文化館さんのせごほんじんげいじゅつぶんかかん(須田国太郎常設展示館)


 三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品、また1920年代からの日本美術の作家の作品を展示しています。また建物は、江戸時代に対馬藩一行が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。




展示案内

「須田国太郎のあゆみ」

 2022年9月29日(木)~ 12月5日(月)

  チラシ(おもてうら

 当館は須田国太郎の常設展示館として、作品だけでなく愛用していた遺品などの関連品を、幅広く収蔵しています。本展では、当館所蔵の須田作品と関連資料を一堂に会し、そのあゆみを紹介します。
 須田国太郎 (1891-1961) は京都に生まれ、京都帝国大学(現・京都大学)で美学・美術史を専攻しました。「写実主義」や「絵画と理論と技巧」をテーマに研究に励み、そのテーマに関連して 19 歳頃から独学で油絵を始めます。また、同時期に能(金剛流)の謡(うたい)を習い始め、晩年まで続けました。その後、関西美術院でデッサンを学び、 28 歳の時、古典絵画の研究のためスペインを拠点に4年間留学。プラド美術館での模写などを通して、油彩画の実践と、歴史や美学などを研究しました。帰国後は、美術史の講師をしながら制作を続けていましたが、 41 歳で初めて開いた個展を機に画壇デビューを果たします。
 画家としてだけでなく美術史家としても活躍した須田は、油彩画以外にも日本画、陶芸、謡などさまざまな芸術分野に目を向け、その画題も、風景や人物、動物や身近な花など多岐にわたります。
 本展では、須田の油彩画作品をはじめ、水彩画や日本画、陶器のほか、能を鑑賞した際、その動きの一瞬一瞬を素早くとらえたスケッチも展示します。また、須田が常用した画材や、留学の際に使用したトランクなどの遺品もあわせて紹介します。






須田国太郎 「赤比叡」 1951年


須田国太郎 絵付け皿「巻貝」



須田国太郎 「角田川」 1951年







次回展示案内

「くらしの美」

 2022年12月7日(水)~ 2023年2月6日(月)

 チラシ(おもてうら

 古来より日本人は、くらしに美を取り入れ、日々を豊かに過ごす工夫を凝らしてきました。そして、四季に恵まれた日本では、和歌をはじめとする文学から絵画、身のまわりの調度品にいたるまで、折々の風物をイメージの源泉として、多くの芸術が生み出されてきたのです。
 本展では、室内空間を彩った屏風や襖絵などの調度品をはじめ、食を楽しむガラスの器や漆器のほか百人一首や貝合わせ、蒔絵碁盤のように遊びから生まれた工芸品など、さまざまな角度からくらしの中で育まれた美を辿ります。
 あわせて、何気ないくらしの中に美を見出した、須田国太郎(1891-1961)や竹久夢二(1884-1934)の作品も紹介します。








「鶴菱蒔絵堤重」 漆・蒔絵










姫駕籠

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姫駕籠


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