三之瀬御本陣芸術文化館さんのせごほんじんげいじゅつぶんかかん


三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品、また1920年代からの日本美術の作家の作品を展示しています。 また建物は、江戸時代に対馬藩一行が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。

展示案内

色の力「須田国太郎 & フォービズムの画家たち」「あざやかな錦絵の世界」

  2021年6月23日(水)~8月23日(月)

 本展では「色の力」と題して「須田国太郎 & フォービズムの画家たち」と「あざやかな錦絵の世界」の二部構成で、近代日本の色彩豊かな油彩画と、江戸時代から明治時代初期の錦絵(多色摺木版画)の魅力を紹介します。

   須田国太郎 & フォービズムの画家たち
 20世紀初頭、フランスで台頭したフォービズム。ルネサンス以降の伝統的な写実的表現に代わって、画家たちは目に映る色ではなく、色そのものが有する力を探り、心に感じる色を表現しました。色はデッサンに従属するのではなく、画家の主観的な感覚や感情を表すために、自由に使われるべきであるという考えのもと、原色を多用した色使いや、平面的で細部を簡略化した激しいタッチで描かれました。
 「フォービズム」という名は当時、新しい表現を見た批評家が「あたかも野獣(フォーブ“fauves”)の檻の中にいるようだ」と評したことに由来します。
 こうした世界の新しい美術の幕開けは、日本にも影響を及ぼしました。日本でこのフォービズムを広げるのに一翼を担ったのが“新時代の美術の確立”を宣言して1930年に創立された独立美術協会です。
 本展では、この会の発端となった佐伯祐三、創立メンバーの里見勝蔵、林武、児島善三郎、三岸好太郎ほか、西洋の新しい色彩理論の影響を受けながらも、日本の風土に根ざした独自のスタイルを模索した、梅原龍三郎や中川一政らの作品を紹介します。また、独立美術協会で活躍し続けた須田国太郎の作品もあわせて紹介します。
 画家たちが心の色で描いた世界をお楽しみください。

      あざやかな錦絵の世界
 フォービズムに影響を与えた一人である画家ファン・ゴッホは、日本の錦絵の色彩や構図に魅了されたことで知られています。西洋では19世紀中頃から錦絵や工芸をはじめとする日本美術が注目され、日本ブームが巻き起こりました。本展では、異国の地をも魅了した、錦絵の魅力に迫ります。
 日本が世界に誇る錦絵。江戸時代、多色摺木版画(錦絵)の登場によって、庶民が気軽に楽しめる娯楽として大流行しました。流行の着物を着た美人画や歌舞伎俳優を描いた役者絵は、ファッションや芸能の情報発信として人気を博しました。デザイン性に優れた構図、色彩、柄は現在の私たちが見ても斬新です。本展では、歌川豊国(三代)をはじめ、歌川広重ほかあざやかな錦絵の世界を紹介します。



チラシ(おもてうら


里見勝蔵「裸婦」1934年頃 キャンバス・油彩



三岸好太郎「貝殻」1934年 板・油彩



須田国太郎「夏雲」1951年 キャンバス・油彩



歌川広重「江戸名所五性 両国乃花火」1847‐52年頃 紙・木版



歌川豊国(三代)1859年 紙・木版
「今様押絵鏡 初代河原崎権十郎の桃井若狭之助」1859年




関連イベント(要入館料・要予約)

コマで色の不思議体験!

型紙にペンで色をぬり、カットしてコマを作ります。塗った色は、回してみるとどんな色にみえるかな?

  


日   時 7月11日(日) 10:00~14:00
(制作時間 30~50分)
場   所 三之瀬御本陣芸術文化館
定   員 1時間につき3名(材料がなくなり次第終了)
参 加 費 無料(別途入館料が必要)
自由に参加いただけますが、事前予約の方が優先になります。予約の方は下記[お問い合わせ]までご連絡ください。

        [お問い合わせ]
        ●TEL   0823-70-8088
        ●FAX   0823-70-8044
        ●メール honjin@shimokamagari.jp





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