三之瀬御本陣芸術文化館さんのせごほんじんげいじゅつぶんかかん


三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品、また1920年代からの日本美術の作家の作品を展示しています。 また建物は、江戸時代に対馬藩一行が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。

展示案内

平成30年4月11日(水)~6月11日(月)

「マチエールの魅力―須田国太郎と近代日本の巨匠たち―」


 作品の印象を大きく左右する「マチエール(絵肌)」。絵に近づいてみると、絵具が盛り上がっていたり、削られていたりと、マチエールから絵の息遣いが伝わってきます。マチエールは、実際に目にしなければ感じることの出来ない絵画の魅力です。
 須田国太郎(1891-1961)は、筆先に絵具をのせて画面に置くことで光を表現し、パレットナイフで画面を削るなどして複雑なマチエールで重厚な空間をつくり、神秘的で強い生命感を宿した絵を描きました。また、同年代に活躍した梅原龍三郎の「薔薇」では、油彩画の表現を追求するうちに日本画の岩絵具を使いはじめた、独自の装飾的な表現が見られます。荻須高徳の「オーベルヴィリエ」では、パレットナイフを用いて油絵具を厚く平塗りし、建物の壁の質感を表現しパリの街角の雰囲気を表現しました。林武の「風景」では、飛び散る波しぶきや岩肌を油絵具の材質感を活かして、筆でリズミカルに表現しました。
 あわせて、和紙や絹、岩絵具や膠といった伝統的な画材を使って描かれた日本画も紹介します。絹の裏側から金箔を施し、表面からみると背景に柔らかな光が浮かび上がるような効果をねらった横山大観「神国日本」や、プラチナを細かく粉状にしたものを少量の膠で練り上げ絵具にしたもので、背景に模様を施した片岡球子の「富士」など、油彩画にはない材質効果でモチーフをきらびやかに演出しています。
 普段目にすることの少ない絵の表面に注目して、絵に親しんでいただければ幸いです。

須田国太郎「裸婦習作」



長谷川利行「浅草六区」

 


関連イベント(無料・予約不要)

ワークショップ「マチエールを体験! ~墨流しでしおりを作ろう~」

作品を鑑賞したあとは、墨を使ってマチエールに挑戦してみよう!
受付時間 10:00~16:00
場 所 三之瀬御本陣芸術文化館
参加費 無料・予約不要
 ※汚れてもいい服装でご参加下さい。






















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