三之瀬御本陣芸術文化館さんのせごほんじんげいじゅつぶんかかん(須田国太郎常設展示館)


三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品を中心に、日本近現代の芸術家の作品を展示しています。
また建物は、江戸時代に対馬藩一行など多くの要人が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。



展示案内

「飴󠄀村秀子 藍の美」
 同時開催須田国太郎の世界

2024年11月6日(水)~ 2025年1月6日(月)

  チラシ(おもてうら


飴󠄀村秀子 藍の美


 広島県呉市に生まれ、藍染めの第一人者として活躍し続ける飴󠄀村秀子(1928~)。化学薬品を一切使わない「灰汁(あく)発酵建て」と呼ばれる伝統技法を駆使し、深い祈りを宿した美しい青い世界を生み出しています。
 戦時中は呉工廠で空襲に遭い、また広島市安芸区に疎開中、原爆が投下され、親せきを探すために入市被曝しました。結婚を機に山口県へ移り、40歳代に藍染めと出会い、50歳でアトリエに藍甕(あいがめ)を設けます。以降、本格的に藍染めの創作活動に入り、研鑽を積みながら、聖書をモチーフに自身の経験や記憶が内包された平和や自然への想いを作品に昇華し続けています。

 本展では、藍の表現に出会う前の1960年代初期作品から、アトリエに藍甕を設けた後の作品まで、所蔵する全10点を一堂に公開します。


1.飴󠄀村秀子《過越伝承》
 1982年 ろうけつ染め、灰汁発酵建正藍染
 第21回日本現代工芸美術展 会員賞受賞作品

2.飴󠄀村秀子《よき道をたどれ(エレミア書6-16)》
 2006年 ろうけつ染め、灰汁発酵建正藍染

3.飴󠄀村秀子《あかい葉脈》
 1966年 ろうけつ染め 第9回日展初入選作品








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須田国太郎の世界


 日本近代絵画史に偉大な足跡を遺した、洋画家・須田国太郎(1891-1961)。
 東西の絵画の総合を探求しながら、さまざまな経験と視点をもって制作に取り組んだ、油彩画や能デッサン、陶器などを紹介します。

4.須田国太郎《花山天文台展望》
 1931年 油彩・キャンバス




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