この建物は瀬戸内海の島の一つである宮島の門前町にあった町屋です。建てられたのは18世紀末ごろで、二階の出窓の出格子やその下の板庇(ひさし)にその時代の特徴が見られ、屋根は勾配が緩く軒の出が深くなっています。
 また、土地の狭い宮島では側壁を背中合わせに作るため、妻側の屋根の突き出しがほとんどありません。奥の座敷は明治初年に建てられた別の建物を古い建物の中にはめ込んでおり、材料を運ぶのも大変だった島の事情をよく示しています。
 館内には初期伊万里から初期色絵(古九谷様式)・柿右衛門様式、鍋島様式等の名品が揃い、古伊万里の世界を一望することができます。





展示案内

「やきものの中の動物たち」

 2026年4月8日(水)~6月22日(月)

 チラシ(おもてうら

 本展ではやきものに描かれた動物文様に注目し、伊万里焼をはじめ、中国や朝鮮のやきもの、近代作家の作品までを紹介いたします。
 17世紀初頭に日本で誕生した伊万里焼は、当初中国の文様を手本としていました。そのような中で、龍や鳳凰といった中国の伝説上の生き物から、兎や鹿など身近な動物まで、さまざまな動物が文様として描かれました。
 作品によって異なる色使いや構図とともに、やきものの中に描かれた動物たちの表情や動きをお楽しみください。







「色絵葡萄栗鼠文角瓶」 1700-30年代 元禄様式


関連イベント

学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と御馳走一番館(朝鮮通信使資料館)をご案内いたします。

日  時 | 4月12日(日)、5月10日(日) 各日とも11時~(60分程度)

参 加 費  | 無料(ただし、別途入館料が必要)