この建物は瀬戸内海の島の一つである宮島の門前町にあった町屋です。建てられたのは18世紀末ごろで、二階の出窓の出格子やその下の板庇(ひさし)にその時代の特徴が見られ、屋根は勾配が緩く軒の出が深くなっています。
 また、土地の狭い宮島では側壁を背中合わせに作るため、妻側の屋根の突き出しがほとんどありません。奥の座敷は明治初年に建てられた別の建物を古い建物の中にはめ込んでおり、材料を運ぶのも大変だった島の事情をよく示しています。
 館内には初期伊万里から初期色絵(古九谷様式)・柿右衛門様式、鍋島様式等の名品が揃い、古伊万里の世界を一望することができます。

展示案内


「色絵桜花鷲文大皿」


「染付吹墨月兎文皿」

《動物文様と古伊万里》
 同時開催《今井政之展》

期間:平成30年6月20日(水)~9月3日(月)

 17世紀初頭に始まった日本初の磁器である古伊万里は、当初、その頃人気を博していた中国の磁器などを参考に絵付けがなされました。それ故に中国で親しまれていた動物文様を古伊万里の中に多く見ることが出来ます。龍、鳳凰、麒麟や唐獅子などの瑞獣が初期の古伊万里から多くの器に描かれていました。想像上の動物以外にも身近な鶴や鷺、鷲や雀などの鳥類や鯉や鮎などの魚なども器を彩っています。
 本展では古伊万里の中に描かれた動物文様に焦点をあて、様々な意匠で描かれた動物文様を紹介します。
 また、少年期の多感な時期を広島県竹原市で過ごし、象嵌文様で魚や動植物を生き生きと表現する今井政之の所蔵作品も同時に公開いたします。併せてお楽しみください。

ちらし(、 






「色絵牡丹獅子文輪花皿」 「染付松梟文鉢」

関連イベント(要入館料・予約不要)

MYうちわで夏を乗り切ろう!
ぬりえやシールでオリジナルのうちわを作ろう!
日時 7月14日(土)~9月2日(日)9:00~15:00(最終受付14:30)
※申込不要
※作業は20~30分程度
参加費 100円(入館料とは別料金)



担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 平成30年7月22日(日)/8月26日(日)
各日とも、11:00~12:00(60分程度)
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)