この建物は瀬戸内海の島の一つである宮島の門前町にあった町屋です。建てられたのは18世紀末ごろで、二階の出窓の出格子やその下の板庇(ひさし)にその時代の特徴が見られ、屋根は勾配が緩く軒の出が深くなっています。
 また、土地の狭い宮島では側壁を背中合わせに作るため、妻側の屋根の突き出しがほとんどありません。奥の座敷は明治初年に建てられた別の建物を古い建物の中にはめ込んでおり、材料を運ぶのも大変だった島の事情をよく示しています。
 館内には初期伊万里から初期色絵(古九谷様式)・柿右衛門様式、鍋島様式等の名品が揃い、古伊万里の世界を一望することができます。

展示案内


「銹釉色絵七宝地文小皿」


「青磁茶筅形瓶」

《釉-うわぐすり-》

期間:2019年4月17日(水)~6月24日(月)

 陶磁器の魅力の一つに“釉”があります。釉とは、陶磁器の表面を覆っているガラス質の部分を指します。低温焼成で釉薬を使わない土器からはじまったやきものは、時代を経て釉薬が使われることで大きく変化を遂げました。釉薬に含まれる様々な成分による色彩の変化はもちろん、焼成する炎の温度によっても変化します。また、釉の掛かり方によっても、そのデザイン性が変化に富んでいます。
 本展では古伊万里をはじめとした所蔵品をもって、釉の魅力をご紹介します。あわせて、現代陶工の作品にみる釉の妙をご紹介します。

チラシ(おもてうら




関連イベント(要入館料・予約不要)

担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 2019年5月19日(日)・6月16日(日)
いずれも午前11時から1時間程度
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)