江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。
この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。
このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/ 10の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

江戸時代の朝鮮王朝との外交関係に関する記録に出て来る言葉で「誠信」という言葉があります。江戸時代中期に活躍した儒学者の雨森芳洲(1668~1755)はその著作の「交隣提醒(こうりんていせい)」のなかで、「誠信と申し候は、実意と申す事にて、互いに欺かず争わず、真実を以て交り候を、誠信とは申し候」と述べています。「実意」とは「誠意のこもった思いやりの気持ち」、「まごころ」という意味なので、「誠信交隣」とは、まごころをもって隣国と交流することを意味します。江戸時代の日本と朝鮮王朝との外交はこの「誠信交隣」を基として200余年平和で対等な関係を維持しました。
本展では、「朝鮮通信使と誠信交隣」について当館所蔵資料を交えながらご紹介します。

「見立唐人行列」(部分) 喜多川歌麿 筆
寛政9~10年(1797~1798)紙本木版多色摺
学芸員が、展示内容について解説を行います。
日 時 | 6月27日(土)、7月12日(日) 各日とも11時~(60分程度)
開催場所 | 松濤園(御馳走一番館・陶磁器館)
参 加 費 | 無料(ただし、別途入館料が必要)
陶磁器館と御馳走一番館の展示を鑑賞しながらクイズに挑戦!クイズに答えて記念品をもらおう!
開催日 | 会期期間中
参 加 費 | 無料 (ただし、別途入館料が必要) 参加を希望の方は受付にてお申しつけください
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| 蒲刈本陣と通信使行列の模型 | 三汁十五菜 | 朝鮮通信使船模型 |
松濤園
公益財団法人 蘭島文化振興財団 松濤園 〒737-0301 広島県呉市下蒲刈町下島2277-3
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