江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。
 この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。
 このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。





展示案内

「朝鮮通信使をめぐる人々」

2022年4月13日(水)~6月20日(月)

 慶長12年(1607)~ 文化8年(1811)の間に12回来日した朝鮮通信使は約400~500名で構成され、江戸まで旅をし、道中には接待所がもうけられました。広島藩では藩の威信をかけ、他藩に負けないよう盛大なもてなしをし、日本の各地の接待の様子を尋ねられた対馬藩主が「安芸蒲刈御馳走一番」と評したと記録にのこっています。
 また、通信使には朝鮮を代表する知識人が選ばれており、日本の知識人たちとさまざまなかたちで交流し、日本の文化に大きな影響を与えました。
 本展では、朝鮮通信使来日をめぐって関わりをもった人々との交流のエピソードをご紹介します。

チラシ(おもてうら











aa
「三之瀬古地図」


「朝鮮通信使行列図」(部分)







   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型