江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。  この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。  このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

展示案内

御馳走一番館《善隣友好―御馳走一番館名品展―》

期間:平成29年9月13日(水)~11月20日(月)

 江戸時代200年以上にわたって、日本と朝鮮王朝双方の国家と民族は、お互いが対等で信義を交わし合う相手である事を認めていました。朝鮮通信使は交隣関係のある国同士の友好を深めるための使節として、江戸時代12回来日しました。各地では文化交流がすすみ、異文化の理解が深まり、両国間の平和な関係の構築へと繋がりました。
 本展では、朝鮮通信使について専門的に扱う当館の所蔵品の中から、貴重な資料を紹介し、善隣友好の使節である朝鮮通信使の足跡を辿ります。


朝鮮人来朝覚備前御馳走船行烈図






   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型