江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。  この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。  このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

展示案内

御馳走一番館
《国書改竄と国交の回復》

期間:2019年4月17日(水)~6月24日(月)

 江戸時代に入り、徳川幕府から1度途絶えた朝鮮王朝との国交の再開を調整するよう命じられた対馬藩主宗義智(そうよしとし)。朝鮮王朝からの条件として徳川家康から国書を出す事を求められました。その条件を徳川幕府に伝えることが出来ずに宗義智は国書を改竄し朝鮮王朝へ提出します。こうして朝鮮から出された条件を整え、朝鮮通信使外交が再開されました。時が過ぎ2代藩主宗義成(そうよしなり)の代でのお家騒動の中で、国書の改竄の秘密が明らかとなりました。
 本展では、江戸時代の朝鮮通信使の再開のきっかけとなった対馬藩の国書改竄事件を紹介します。

チラシ(おもてうら





「朝鮮通信使行列図絵巻」(部分)




関連イベント(要入館料・予約不要)

担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 2019年5月19日(日)・6月16日(日)
いずれも午前11時から1時間程度
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)






   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型