江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。  この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。  このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

展示案内

御馳走一番館
《朝鮮通信使と来日の影響》

期間:令和元年9月4日(水)~9月30日(月)

 朝鮮通信使が来日すると庶民から医者や学者に至るまで日本人に熱狂的に迎えられました。江戸時代の人達にとっては、数年から数十年に一度見ることが出来るかどうかの外国人で、数千人にもなる行列を構成し、異国の音楽を奏でる朝鮮通信使の姿は当時の人達の心に深く刻まれ、美術工芸品の図案として親しまれました。また、朝鮮通信使の行列を見たことでその行列を模したお祭りが日本各地で行われるなど、通信使の来日は日本の文化に大きな影響を与えました。現在でも岡山県牛窓の唐子踊りや三重県津市の唐人踊りなどが行われており通信使が与えた影響を見ることが出来ます。
 本展では朝鮮通信使の来日によって日本に残った影響の数々をご紹介いたします。

チラシ(おもてうら





「朝鮮通信使蒔絵花見用堤重」
江戸時代後期・金銀彩木工





「朝鮮通信使祭礼行列図」江戸後期~明治・紙本木版墨刷




関連イベント(要入館料・予約不要)

担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 2019年9月8日(日)・10月6日(日)
いずれも午前11時から45分程度
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)








   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型