江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。  この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。  このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

展示案内

御馳走一番館
《朝鮮通信使と江戸時代の心》

期間:平成31年1月30日(水)~4月15日(月)

 江戸時代外交を制限していた中で、唯一対等に外交関係を持っていた朝鮮王朝からの使者である朝鮮通信使。接待を担当する各藩はそれぞれの威信をかけ、失礼失敗の無いよう盛大にもてなしました。通信使のもてなしは宿の準備から食事の準備はもちろん、海路では水先案内兼警固として数百艘の船を出して、大船団を築き、通信使一行が安全に航行できるように配慮しました。陸路でも人馬の供給や道路の整備など、細やかな応接がなされました。
 本展では、所蔵品を中心に朝鮮通信使を迎える江戸時代の人々のおもてなしの様子や関心の高さをご紹介し、その心を探ります。

チラシ(おもてうら


「朝鮮人御饗応献立」




「祝言膳部次第」




関連イベント(要入館料・予約不要)

担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 平成31年2月17日(日)、3月17日(日)
いずれも午前11時から1時間程度
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)






   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型