江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。  この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。  このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/10 の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。

展示案内

御馳走一番館
《朝鮮通信使の旅路》

期間:2019年11月13日(水)~2020年1月27日(月)

 朝鮮通信使は江戸時代約260年間を通じ、12回来日した外交使節団です。その旅路は数千キロにも及び、数カ月間の時間をかけて日本と朝鮮間を往復しました。旅の目的は、徳川幕府の慶賀の使節として朝鮮国王からの国書を届けることでしたが、その旅程の各地では盛んに文化交流が行われ、各地の文化に様々な影響を与えました。
 本展では朝鮮通信使の立ち寄った各地が描かれた資料や、朝鮮通信使行列図から、江戸時代に熱狂的に迎えられていた朝鮮通信使とその旅路を紹介します。

チラシ(おもてうら






aa
「春景図」
李義養 筆・文化8(1811)年





「朝鮮通信使来朝図説」(部分)弥太郎 筆・安政2(1855)年




関連イベント(要入館料・予約不要)

担当学芸員によるギャラリートーク

陶磁器館と朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」をご案内いたします。

日 時 2019年11月17日(日)・12月1日(日)・2020年1月12日(日)
いずれも午前11時から45分程度
場 所 陶磁器館、朝鮮通信使資料館「御馳走一番館」
陶磁器館からご案内いたします。
参加費 無料(別途入館料が必要)





   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型