蘭島閣美術館 別館らんとうかくびじゅつかん べっかん

 蘭島閣美術館別館では、洋画家・寺内萬治郎の作品を常設展示しています。裸婦像をはじめとする絵画作品のほか、画家の愛用していた絵筆やパレットなどの貴重な品々も展示しています。
 丘の上からは、対岸へ続く蒲刈大橋と瀬戸の風景を眺めることができます。

  

展示案内

「堅山南風素描の世界―生命(いのち)をみつめて」

2025年12月3日(水)~2026年2月16日(月)

 堅山南風(1887~1980)は、熊本県出身の日本画家で、師・横山大観率いる再興院展に第1回展から参加、後年は日本美術院の重鎮として文化勲章を受章した画家です。このたびは、南風の素描をご紹介します。
 当館には、堅山南風の素描が250点あります。花、鳥、魚、果物、昆虫などがモチーフとなっており、どれも克明な観察でみずみずしく描かれています。画家が目にした季節の花や身近な生き物など、美しい自然を描き留めたいと純粋に思い描いた素描の数々をお楽しみください。