蘭島閣美術館 別館らんとうかくびじゅつかん べっかん

 蘭島閣美術館別館では、洋画家・寺内萬治郎の作品を常設展示しています。裸婦像をはじめとする絵画作品のほか、画家の愛用していた絵筆やパレットなどの貴重な品々も展示しています。
 丘の上からは、対岸へ続く蒲刈大橋と瀬戸の風景を眺めることができます。

  

展示案内

所蔵品展Ⅱ「没後60年 寺内萬治郎の歩み(1)」

2024年6月19日(水)~9月16日(月・祝)

 チラシ(おもてうら

 寺内萬治郎は明治23(1890)年に生まれた洋画家です。東京美術学校西洋画科(現・東京芸術大学)に入学し、油彩技法の正統を学んだ寺内萬治郎は、裸婦表現を生涯にわたり追求しました。
 日本女性の裸婦像の中に質実で堅牢な美しさを求め、背景描写を省き、物語性や情緒を寄せつけない骨太の裸婦像を描き出しました。今回の展示では、所蔵作品の中から寺内萬治郎の初期作品を、画家の画業足跡として年代順に紹介します。








寺内萬治郎「裸婦」 制作年不詳 紙・リトグラフ