モーツァルト | フランスの歌「ああ、私は恋人を失くした」の主題による6つの変奏曲 K.360から |
シューベルト | ヴァイオリン ソナタ第2番 イ短調 作品137-2 |
~休憩~ | |
ベートーヴェン | ヴァイオリン ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」 |
~アンコール~ | |
エルガー | 愛の挨拶 |
堀 正文(ヴァイオリン)
京都市立堀川高校音楽科を経てドイツ・フライブルク音大へ留学。在学中より、ハイデルベルク室内合奏団のソリストとして、ヨーロッパ各地への演奏旅行を行う。1973年、フランクフルト放響とヴィニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番を共演。74年よりダルムシュタット国立歌劇場管の第1コンサートマスターに就任。ヨーロッパ各国でオーケストラ活動はもとより、ソロ、室内楽などに幅広く活躍した。79年、NHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。以来35年間の長きにわたり楽団を牽引し、2015年名誉コンサートマスターに就任。数多くのソロリサイタル、N響室内合奏団をはじめとする室内楽に幅広く活躍している。またN響での功績に対して有馬賞を受賞している。わが国のクラシック界を代表するヴァイオリニストとして、演奏活動のかたわら、ジュネーブ国際コンクール等の審査員を務め、また桐朋学園大学などで後進の指導にあたるなど精力的な活動を繰り広げている。
清水 和音(ピアノ)
完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。
ジュネーヴ音楽院にて、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。これまでにソニーミュージックやオクタヴィア・レコードなどから多数のCDをリリースし、各誌で絶賛されている。
2011年には、デビュー30周年を記念して、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏するという快挙を成し遂げた。2014年から2018年の5年間では年2回のリサイタル・シリーズ「清水和音 ピアノ主義」を開催。幅広いレパートリーで聴衆を魅了した。2016年4月からは、年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチコンサート」を開始するなど精力的な活動を続けている。
桐朋学園大学・大学院 教授
©Mana Miki