江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎をした記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに全国から集めた食材を使っての豪華な膳を忠実に復元した展示は圧巻です。
 この資料館は明治中頃に建てられた富山県砺波地方の代表的な商家造りである「有川邸」を移築したもので、石置き屋根に豪壮な井桁組みを持つ重厚な建物です。
 このほか本陣とその付近を復元し、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した等身大の人形、さらに精密に再現された 1/ 10の朝鮮通信使船の模型や全国から集めた朝鮮通信使に関連した「土人形」「張子人形」、通信使行列図や船団図など、往時をしのぶ資料を多数展示し、興味深く見学することができます。





展示案内

「朝鮮通信使が見た日本」

 2026年9月2日(水)~11月23日(月・祝)

 チラシ(おもてうら

 江戸時代の外交使節団である朝鮮通信使は、釜山を出港すると、対馬、壹岐、相島と進み、瀬戸内海を通って大坂をめざしました。大坂から京都までは、参勤交代の時に使われる絢爛豪華な川御座船に乗って淀川を上り、京都の淀より陸路を歩いて江戸まで進みました。朝鮮通信使は各地を立ち寄った際に見た日本の風景を、使行録という記録に詳細に書いています。
 本展では、所蔵資料を中心に朝鮮通信使が日本で見た風景を紹介します。また、呉市よりユネスコ「世界の記憶」に登録された資料、「朝鮮人来朝覚 備前御馳走船行烈図」も公開します。









「朝鮮人来朝覚 備前御馳走船行烈図」 延享5年(1748) 紙本著色 一巻

関連イベント

学芸員によるギャラリートーク

学芸員が、展示内容について解説を行います。

日  時 | 9月20日(日)、10月4日(日) 各日とも11時~(1時間程度)

開催場所 | 松濤園(御馳走一番館・陶磁器館)

参 加 費  | 無料(ただし、別途入館料が必要)






   
蒲刈本陣と通信使行列の模型   三汁十五菜   朝鮮通信使船模型