蘭島閣美術館 別館らんとうかくびじゅつかん べっかん

 蘭島閣美術館別館では、洋画家・寺内萬治郎の作品を常設展示しています。裸婦像をはじめとする絵画作品のほか、画家の愛用していた絵筆やパレットなどの貴重な品々も展示しています。
 丘の上からは、対岸へ続く蒲刈大橋と瀬戸の風景を眺めることができます。

  

展示案内

「MANJIRO 裸婦に宿る魂」

2026年9月16日(水)~ 11月30日(月)

 チラシ(おもてうら

 蒲刈町大浦出身の父をもつ寺内萬治郎(1890-1964)は「裸婦の寺内」と称され、裸婦画の制作で高い評価を得た洋画家です。大阪に生まれた寺内は中学校を卒業すると画家を志して上京、東京美術学校(現・東京藝術大学)に学びました。同校卒業後は文展や帝展に作品を出品し、着実に画壇での地位を固めてゆきます。寺内が裸婦に力を注ぐようになったのは、モデルを雇いポーズを取ってもらうようになった1923年頃で、2年後の第6回帝展では裸婦を描いた作品で特選を受賞しています。生涯、絵を描くこと以外に特別な趣味をもたず、ひたむきに制作に打ち込み、1951年には《横臥裸婦》(東京国立近代美術館蔵)と一連の裸婦画の功績により日本芸術院賞が授与されました。さらに1959年には日本芸術院会員にも選出されています。
 本展では、室内での裸婦の様子を捉えた1930年代の前半期の作品から晩年の作品まで油彩画を紹介するとともに、線で女性の身体の特質に迫った水彩やインクによる素描を展覧します。寺内芸術の真髄ともいえる裸婦画を制作年代順に辿りながら、画家が追い求めた造形表現とは何であったのか考えをめぐらしてみませんか。






寺内萬治郎 「背を見せたる裸婦」 1954年 キャンバス/油彩




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